公開日:2016年7月11日 

参議院選挙2016→三宅洋平が結果として当選できず落選した原因は?

2016年7月10日に投開票がおこなわれた参議院選挙の東京選挙区で、三宅洋平氏が落選した。しかし「選挙フェス」と名付けられた音楽を融合させた三宅洋平氏の街頭演説会には、結果として最大で1万人を超える人々がネットや口コミで自然と集まり、その人々の熱気は、さながら革命前夜のように東京の夜空を焦がしていた。※1
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政党や宗教団体が動員をかけたわけでもないのに…三宅洋平氏の言葉に惹きつけられた若者達が次々と足を止め、輪をかけたように人数が増えていく光景は、まさに前代未聞の出来事だった。

では三宅洋平氏は、なぜ当選できず落選してしまったのか?

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一言で言ってしまえば、立候補の表明が6月14日とあまりにも遅すぎたのだ。

6月14日は、参議院選挙の公示の8日前、参議院選挙の投票日の26日前にあたる。

立候補の表明があまりにも遅すぎた結果として、本来なら三宅洋平氏に投票するはずの有権者の投票先が3つに別れてしまったのだ。

1つ目の分断
まず1つ目の分断は、三宅洋平氏が2013年参議院選の比例代表の候補者として名を連ねたこともある緑の党との関係だ。※2
緑の党

緑の党は2016年に入ってから三宅洋平氏に立候補を要請していたが、三宅洋平氏が立候補を決断できなかったため、緑の党として参議院選挙の東京選挙区で佐藤かおり氏を応援することを2016年4月に決定していた。出馬する佐藤かおり氏も選挙対策本部を立ち上げるなど6月14日の時点では当然、選挙のための臨戦態勢がしかれていた。

三宅洋平氏が参議院選挙の東京選挙区から立候補すると記者会見をおこなった2016年6月14日。この当日に三宅洋平氏から緑の党と佐藤かおり氏の選挙対策本部に、東京選挙区から自分も立候補すると連絡がいくが…緑の党にとっても佐藤かおり氏にとっても、まさに寝耳に水の出来事だっただろう。

その後、緑の党は参議院選挙の東京選挙区で、佐藤かおり氏のみを推薦することとなった。

結果として緑の党を支持する有権者の投票先は、佐藤かおり氏と三宅洋平氏に別れてしまったと推測できる。

この1つ目の分断は、三宅洋平氏の立候補の決断が2016年初旬に行われていれば回避できた分断だった。

2つ目の分断
次の2つ目の分断も、三宅洋平氏の立候補の表明が2016年6月14日とあまりにも遅すぎたことに起因する。

三宅洋平氏の立候補の表明から8日後の2016年6月22日、参議院選挙が公示され選挙戦が始まった。

2016年6月24日前後に朝日新聞など新聞各社は参議院選挙の序盤情勢を公表したが、三宅洋平氏の名前はなく、あったとしても当選は難しいという泡沫候補扱いだった。もちろん三宅洋平氏の立候補の表明から、まだ10日しかたっていないから、そもそも三宅洋平氏が東京選挙区から立候補したこと自体を知らない人が多かったようなので、この結果は仕方がないかもしれない。※3

新聞各社の参議院選挙の序盤情勢を比較すると、6名が当選できる東京選挙区の議席のうち、すでに5議席が組織票などによって固まってしまっていた。民進党の蓮舫氏、自民党の中川雅治氏、公明党の竹谷とし子氏、共産党の山添拓氏、自民党の朝日健太郎氏の5議席だ。

つまり東京の6議席のうち半数、自民党の中川雅治氏、公明党の竹谷とし子氏、自民党の朝日健太郎氏の3議席がすでに改憲勢力によって固められてしまっていたことになる。

この時すでに東京の最後の1議席を巡り、民進党の小川敏夫氏VSおおさか維新の会の田中康夫氏の当落線上の接戦が繰り広げられていた。おおさか維新の会は改憲勢力であり、もし田中康夫氏が当選すれば東京選挙区は改憲勢力が2/3となってしまう。
小川敏夫候補の選挙カー
そこで改憲勢力に東京最後の1議席を奪われないために、脱原発や改憲勢力2/3阻止を願う有権者が勝手連として自発的に小川敏夫氏の選挙運動を支援し、戦略的投票行動の受け皿として民進党の小川敏夫氏に期日前投票の段階から票を集中させたのだ。※5

この状況は選挙戦終盤になっても変わらなかった。

新聞各社の参議院選挙の終盤情勢は、2016年7月4日に時事通信、7月6日に読売新聞と日経新聞が発表されたが、どの紙面にも三宅洋平氏の名前はなかった。新たに名前が増えたのは7月6日の日経新聞だけで、しかも横粂勝仁氏が東京最後の1議席の争いに加わってきているという内容だった。

7月7日に東京新聞、7月8日に朝日新聞が参議院選挙の終盤情勢を発表し、両紙には三宅洋平氏の名前はあった。しかし当落線上の候補者としてではなく「支持拡大を図る」や「支持広がらず」といった泡沫候補としての報道にすぎなかった。

引き続き民進党の小川敏夫氏VSおおさか維新の会の田中康夫氏の当落線上の接戦は繰り広げられていた。

そこで2016年7月10日の投票日の当日に投票する有権者の浮動票の戦略的投票行動の受け皿として、民進党の小川敏夫氏が選ばれ当選することになったのだ。※4

参議院選挙2016の東京選挙区の開票結果は三宅洋平は9位で落選

結果として脱原発や改憲勢力2/3阻止を願う有権者の投票先は、戦略的投票行動の受け皿の小川敏夫氏と三宅洋平氏に別れてしまったと推測できる。

この2つ目の分断も三宅洋平氏の立候補の表明がもっと早ければ回避できた分断だった。

なぜなら新聞各社の参議院選挙の序盤情勢の段階で、当落線上にいれば、戦略的投票行動の受け皿は三宅洋平氏だった可能性があるからだ。

なぜ三宅洋平氏は当選できず…落選してしまったのか?

それは立候補の表明が6月14日とあまりにも遅すぎたからだ。

立候補の表明があまりにも遅すぎた結果として、本来なら三宅洋平氏に投票するはずの有権者の投票先が3つに別れてしまったからだ。

だから三宅洋平さん、今度選挙に出るときは早めに立候補の表明してくださいね。引き続き、応援させていただきます(^。^;)

※1https://twitter.com/hyodo_masatoshi/status/750485832235032577
※2http://greens.gr.jp/senkyo/17575/
※3http://www.asahi.com/articles/DA3S12424320.html
※4http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2016/kaihyo/B13.html
※5https://twitter.com/OgawaToshioMP/status/751650626161872900

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