公開日:2015年7月31日 

「もし原発に弾道ミサイル直撃なら放射能は?」山本太郎VS安倍晋三

安倍晋三VS山本太郎
山本太郎参議院議員「(安倍晋三)総理?川内原発が弾道ミサイルの直撃を受けた場合、最大でどの程度、放射性物質の放出を想定していらっしゃいますか?」

2015年7月。自民党は今「弾道ミサイルが日本に跳んでくる!」と恐怖を煽(あお)って本来、憲法で禁止されている集団的自衛権の行使を可能にする安保法案(戦争法案)を国会で無理やり成立させようとしています。

同時に日本全国の海岸線に、まるで墓標のように並べられた原発を「再稼働させないと電気が足りなくなる!電気料金が異常に高くなる!」と脅迫して次々と原発を再稼働させようとしています。

しかし稼働中の原発こそが、弾道ミサイルの格好の的(まと)ではないか?実は、原発こそが日本の安全をおびやかす最大の急所ではないか?という本質を突いたこの鋭い質問。

最初に回答したのは安倍晋三首相……ではなく田中俊一原子力規制委員委員長でした。

原子力規制委員会田中俊一「(そもそも電力会社に)弾道ミサイルが(原発を)直撃した場合の対策は求めておりません」

安倍晋三首相「武力攻撃事態は実際に発生する被害も様々であり、一概にお答えすることは難しい」

大庭誠司内閣審議官「(政府としては日本国内への)弾道ミサイル攻撃は想定しておりますが、特定の定量的な被害は期していない(つまり川内原発が弾道ミサイル攻撃を受けた場合の被害の想定はしていない)」

言い逃ればかりのむなしい回答の最後に安倍晋三首相が言い放ったのは、いつもの言葉でした。

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安倍晋三首相「(原発は)再稼働していく方針でございます」

しかし、この質疑応答を読むことによって原発こそが日本の安全保障上の最大の急所であることが改めて確認できます。

この質疑応答は2015年7月29日、第189回国会の参議院「平和安全法制に関する特別委員会」で山本太郎参議院議員からの質問に安倍晋三首相らが答弁したものです。

質疑のうち原発と弾道ミサイル攻撃についての質疑応答部分のみピックアップし書き起こし…というかパソコンで文字お越しをして全文掲載しました。

時間がない方のために、基本的にはマーカーの部分だけ読んでも意味がわかるようにマーカーを引いてあります。

※なお2006年当時も安倍晋三首相は、吉井英勝衆議院議員から「今のままでは原発が地震によって全電源喪失を起こす」と警告されながら完全無視した前科があります→吉井英勝VS安倍晋三あまりに酷すぎる原発事故前の国会答弁2006年

■我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会

質問1(質問者:山本太郎参議院議員/生活の党と山本太郎となかまたち)
山本太郎
安倍(晋三)総理、そろそろ声を聞かせてください。もし現実に(敵国が日本に向けて弾道)ミサイルを撃ってきたとしたら…どうするんですかね?

回答(回答者:内閣総理大臣/安倍晋三)
安倍晋三首相
我が国に対してですね弾道ミサイルが発射された場合には、自衛隊が米軍と協力をしつつ弾道防衛ミサイルシステムによってこれを迎撃いたします。具体的にはイージス艦とPAC3により二段階で対応することを考えております。その際、我が国に弾道ミサイルが飛来すると認められるものの、これが我が国に対する武力攻撃とは認められない場合には自衛隊法第82条の3に基づく、弾道ミサイル等破壊措置により対処することになるわけであります。
 他方、我が国に対する外部からの武力攻撃に該当すると判断し、我が国を防衛する必要があると認められる場合には、自衛隊が自衛隊法第76条の「防衛出動」により対処することとなります。また武力攻撃事態などに該当すれば、事態の状況に応じて国民保護法等の関係法令や国民保護計画等に基づいて警報の発令や住民の避難等の措置を迅速かつ的確にとることになります。

質問2(質問者:山本太郎参議院議員/生活の党と山本太郎となかまたち)
山本太郎
ありがとうございます、丁寧にご説明いただきました。次は一言で答えていただけると助かります、時間の問題もありますので。安倍(晋三)総理?「教えて!ヒゲの隊長(佐藤正久参議院議員が安全法制について解説する自民党が製作のアニメ動画のこと)」だけでなくて、国会答弁でもよく出てくると思うんですよ、この弾道ミサイルの問題。武力攻撃の問題、よく出てきますよね。我が国にとって、重大かつ差し迫った脅威であるという認識で、よろしいですか?

回答(回答者:内閣総理大臣/安倍晋三)
安倍晋三首相
これはですね当然数百発のミサイルを保有していて、核を開発していると、搭載能力を向上させていることについて脅威と考えております。

質問3(質問者:山本太郎参議院議員/生活の党と山本太郎となかまたち)
山本太郎
ありがとうございました。同じ答えをですね、以前出した質問主意書、その中でお答えをいただきました。まさに「脅威である」と。「我が国の安全に対する重大かつ差し迫った脅威となっていると認識している」というお答えを以前にいただいているんです。
 これテレビをご覧になっている方々、ご存じなかったらいけないので軽く説明させて下さい。質問主意書というシステムがございます。何か疑問に思ったことがあれば質問を書いて、それを政府に渡すと、それが答え、閣議決定として返ってくるというシステムなんですよね。非常にいいシステムですよね。去年(2014年)12月、私は政府に対しまして、この質問主意書を使って出しました。どんな内容だったか?九州電力株式会社…川内原子力発電所への弾道ミサイルによる武力攻撃に対する国民保護計画に関する質問主意書※1を提出いたしました。皆さんのお手元にあるのは配布資料の2です。あまりにも長くて漢字だらけでよくわからなかったでしょう?
 もしも川内原発に核ミサイルいやいやいや、弾道ミサイルその他が飛んできたらどうするんですか?ってことを質問主意書で聞いたというお話です。進めます、その中で私は「弾道ミサイル攻撃等を含む、武力攻撃による原子力災害への対処について、鹿児島県と薩摩川内市はそれぞれの国民保護計画の中に記載があると以前、政府は答弁しましたが、政府自身は九州電力株式会社…川内原子力発電所に対する他国等からの弾道ミサイルによる武力攻撃を想定していますか?」と質問いたしました。
安倍(晋三)総理の名前で返ってきた答弁書、質問主意書に対するに対する答えは、安倍(晋三)総理のお名前で返ってくるんです「他国等からの弾道ミサイル攻撃に関する想定については、政府として特定の施設についてお答えすることは差し控えるが、弾道ミサイル等の移転・拡散・性能向上に係る問題は、我が国や国際社会にとっての大きな脅威となっており、特に北朝鮮の核・弾道ミサイル開発は、我が国に対するミサイル攻撃示唆等の挑発的言動とあいまって、我が国の安全に対する重大かつ差し迫った脅威となっていると認識している。政府としては、国民の生命・財産を守るため、平素より弾道ミサイル発射を含む様々な事態を想定し、関係機関が連携して各種のシミュレーションや訓練を行っているところである」と書いてありました。
 (安倍晋三)総理(日本)政府としましては平素より、弾道ミサイル発射を含む様々な事態を想定し、関係機関が連携して各種シミュレーションや訓練を行っているということで間違いございませんか?

回答(回答者:内閣総理大臣/安倍晋三)
安倍晋三首相
(日本)政府においてですね国民の生命、財産を守るためですね平素から様々な事態を想定して地方公共団体、関係機関を通じた対処能力の向上が図れるよう各種のシミュレーション、そして政府機関が連携した対処訓練や、地方公共団体と共同した国民保護訓練を実施をしているところであります。
 このうち国民保護共同訓練については、各種テロや武装グループによる攻撃など緊急対処事態を主として、警察、消防、自衛隊など関係機関が参加した総合的な訓練を行っていまして原発に対するテロ攻撃を想定した訓練も行っております。

質問4(質問者:山本太郎参議院議員/生活の党と山本太郎となかまたち)
山本太郎
ありがとうございました。やはり有事に備えてしっかりとシミュレーションするんだ、訓練もするんだ、という総理のお仕事ちょっと垣間見えた気がします。ではお聞きします。
 (安倍晋三)総理?さまざまな事態を想定し各種シミュレーションを行っているそうでございますが、川内原発の稼働中の原子炉が弾道ミサイル等…攻撃の直撃を受けた場合、最大でどの程度、放射性物質の放出を想定していらっしゃいますか?

回答(回答者:原子力規制委員会/田中俊一委員長)
原子力規制委員会の田中俊一委員長
ご質問(に対する回答)ですが、航空機衝突を含めて原発(に)が大規模に損壊した場合の対象施設は規制要求として求めておりますが弾道ミサイルが直撃した場合の対策は(電力会社に)求めておりません。
 弾道ミサイルが直撃するような事態は、そもそも原子力施設の設置者に対する規制により対処すべき性質のものではないと考えています。放射能が放出されるという事態はしたがって弾道ミサイルによって(原発内の放射性物質が)放出されるという事態は想定しておりませんが川内1、2号炉の適合性審査では、原子炉格納容器破損の防止、あるいは放射性物質が異常な水準で敷地外に放出されることを防止するための対策を求めると同時に厳しい事故を想定し対策の有効性を確認しています。
 それによりますと(厳しい事故を想定した場合の)放射性セシウム137の放出量は、川内1、2号機の場合には、約5.6テラベクレルと評価しております。ちなみにこの値は福島第一原発事故で放出された量の約1000分の1以下ということになっております。

質問5(質問者:山本太郎参議院議員/生活の党と山本太郎となかまたち)
山本太郎
はい。ということなんですが今の答弁あまりにも長すぎてテレビご覧の方、何言ってるのか?まったく分からなかった方、大勢いらっしゃると思います。ようは(弾道ミサイルについては)シミュレーションしていないんだ、シミュレーションしないんだということをおっしゃったんですよね?(田中俊一)委員長。弾道ミサイルが飛んできた場合、原子炉、その近くに着弾した場合、もしもそれが破損した場合に、一体どのような状況になるか、その漏れだすというものに対しては、それは計算されていないということですよね?
 で、今言われたものに関しては、言われましたよね?「福島の1000分の1」もちろん基準はあるんですよ。もしものことが起こった場合、1000分1だったり100分の1とかいう、うっすらとした何かの基準は存在しているんです。だけど皆さんどう思いますか?
 弾道ミサイルが着弾したとする。その他にいろんなミサイルが着弾したとして原子力施設が破壊されて福島の東電原発の1000分の1の放出量で済むと思えますか?って話なんです。(福島の東電原発の1000分の1の放出量で済むとは誰も)思いませんよね。どうしてそれを、しっかりと計算しないのかという話になるんですけれども。あまりにも酷くないですか?これってね。
 これ(以前に)質問主意書でね質問したんですよ(それに対する答弁書には)「仮定の質問であり、お答えすることを差し控えたい」っていう話なんです。「仮定の話」っていうけども…やっぱり仮定の話っていうと、これ答えるのは難しいものなんですかね。(安倍晋三)総理?これはお伝えしていなかったんですけれども…やっぱり、そういう何が飛んでくるかわからないという状況の中で(川内原発が弾道ミサイルで攻撃されるという)仮定の話っていうのにはなかなか答えづらいものなんですか?

回答(回答者:内閣総理大臣/安倍晋三)
安倍晋三首相
武力攻撃事態はその手段、規模の大小、攻撃パターンが異なることからですね、これによる実際に発生する被害も様々であり、一概にお答えすることは難しいということです。

質問6(質問者:山本太郎参議院議員/生活の党と山本太郎となかまたち)
山本太郎
はい。一概に答えるのは難しい。仮定では答えられない…そしてこの安倍総理の名前でいただいた質問主意書でも「仮定の質問であり、お答えすることは差し控えたい」というようなお答えをいただきました。
でも考えてみてください。今回の(安保)法案(の)中身、仮定や想定を元にされてないですか?「A国がB国に攻撃を仕掛けた。友好国のB国から要請があり、新三要件を満たせば(日本は)武力行使ができるの?できないの?」これ仮定ですよね。仮定でしょう?「仮定でよくわからない!」とかってごにゃごにゃ言うわりには仮定でどんどん物事を作っていこうとしているんですよ。仮定、想定でそこからシミュレーションしていって物事を作り上げていくのは当然のことだと思うんです。
 都合の良いときだけ想定や仮定を連発しておいて、国防上ターゲットになりえる核施設に関しての想定、仮定はできかねますって。これ、どんだけご都合主義ですか?っていう話だと思うんです。
 我が国を取り巻く安全保障環境…著しく変化しているんでしょう。飛んでくるかもしれないんでしょう?(弾道)ミサイル。「中国が!」「北朝鮮が!」(安倍晋三総理は)色んな(仮定の)話をされているじゃないですか。「(弾道ミサイルは)10分で(日本に)到達します!」で(いざ弾道ミサイルが原発めがけて)飛んできた時は?(住民の避難計画さえ)何もできてません!困りますよね?(日本に生きる人々を)本気で守る気あるんですか。
 この国に生きる人々の生命、財産、幸福追求権を守るんだったら一番脆弱な施設…しかも核施設をどのように防御するのかということを考えなきゃいけないのに、その逃がす方法も、1000分の1?100分の1?その程度の放出量でしかないなんて。これ、何なんですか?意味がわからない!(話を)続けます。
 先ほどお示しした質問主意書。「避難計画、防災計画作成の必要性は、最大で何キロメートル圏の自治体に及ぶと想定していますか?」と質問しました。でもこれ、答えなかったんですよ。おかしくないですか?(弾道ミサイルで原発が攻撃されるなど)何かあった時にどの範囲で避難するか?どのような方法で避難するか?ということは(事前に)決められてなきゃいけない!国民の生命、財産、幸福追求権を守るんでしょう? どうして書かれていないんでしょう。
 (安倍晋三)総理、もしも弾道ミサイルが飛んできて(川内原発が)破壊された場合、何キロ圏までの計画を作成すべきなのか?教えてください。

回答(回答者:内閣審議官/大庭誠司)
大庭誠司内閣審議官
武力攻撃事態は、武力攻撃の手段、その規模の大小、攻撃パターンなどにより様々な想定があり得ることから、国民保護措置の実施に関する基本的な方針を閣議決定した「国民保護基本指針」においては、着上陸侵攻、ゲリラや特殊部隊による攻撃、弾道ミサイル攻撃、航空攻撃の4つの類型を想定しておりますが、特定の(弾道ミサイル攻撃の対象となる施設の)定量的な被害(の想定)はしていないとこでございます。
 そして弾道ミサイルなどの武力攻撃により原子力災害が発生した場合については、あらかじめ地域を定めて避難等の措置を講ずるものとするものではなく事態の推移等を正確に把握して、それに応じて避難等の範囲を決定することとしています。

質問7(質問者:山本太郎参議院議員/生活の党と山本太郎となかまたち)
山本太郎
先ほどの内閣官房の方(大庭誠司内閣審議官)にお聞きしたいんですけれども、後半部分よく聞き取れたんですけれども(武力攻撃事態は)色んなパターンがあるからどういう状況になるかがわかりづらい。だから実際に(川内原発が弾道ミサイルで破壊されて)そうなってみて色んな被害の状況をみたとか、実測値を測っていきながら、その避難の範囲だったりということを決めていきたいという理解でよろしいでしょうか?イエスかノーかでお答えくださいますか?

回答(回答者:内閣審議官/大庭誠司)
大庭誠司内閣審議官
(武力攻撃)事態の推移等を正確に把握して、その(後に避難の)対象範囲を決定するということでございまして、例えば(川内原発が弾道ミサイルで破壊された場合の)放射性物質等の放出の状況とか、武力攻撃事態の推移等これらにつきまして、なるべく正確に把握して避難等の対象範囲を決定していきたいということを考えております。

質問8(質問者:山本太郎参議院議員/生活の党と山本太郎となかまたち)
山本太郎
皆さん、わかりましたか?今の!テレビをご覧の皆さん、ようは前もってちゃんとした避難計画であったりとかっていうものは、うっすらしか存在してないっていうことなんですよ。
 今(大庭誠司内閣審議官が)言いました「事態の推移」この意味わかりますか?原発にもしも事故があったとしても、東電福島原発のような事故があったとしても、そして、その他に今一番危険とされている…安倍(晋三)総理そして安倍内閣が声高に叫び続ける…中国、北朝鮮からのミサイルの着弾が原子力施設にあったとして(放射能漏れの)被害があったとしても「事態の推移(を把握してその後に避難の対象範囲を決定する)」ようは「(原発の周辺住民には)一度被曝していただく」という話ですよ。「実測値で測っていくしかないんだ」って話ですよ。
 こんないい加減な話あるかよって。誰の税金で食べて、誰のお金でこの国会が成り立っていって、そして霞が関も、そして永田町もやっていけてるんだって。誰の命を守るんだって話でしょ。どうして真剣にやらないんでしょうね。こんな…1日3億円近くかかる国会の審議…っていいますよね?予算割っていったら。それを(憲法違反である集団的自衛権の行使を可能にするための安保法案を、今の国会で可決させるため国会の会期を)95日間も延長しておいて(なぜ)実際飛んでくるだなんだって言われている(弾道)ミサイルもしも(原発に)着弾したあとの「最悪のパターン」っていうものを考えていないんですか?呆れてものも言えない!国民の生命、財産、幸福追求権、これを守れるとは到底思えない。何もやっていないに等しいと思います。
 (話を)先に(進めて)いきたいと思います。配布資料の3。去年(2014年)5月28日に発表されました田中規制委員長が主導して、関係自治体の地域防災計画や防災準備に資する基礎的データを提供するために原子力規制委員会が作成した(原発事故が起きた場合の放射性物質の放出量の試算)んです。※2ようは基準がなかったよねってことなんです。
 基準がなかったから、それじゃあちょっと避難計画とか色んなもの立てづらいでしょ? 色んなものにお役立て下さい、ということで、規制委員会が作ってくださった。田中委員長、専門家の方ですよね。作っていただいたってことですよね。
 これ(原発事故が起きた場合の放射性物質の放出量の試算)がどれぐらいの数値だったかといいますと先ほど一度出てきました。東電福島原発の排出の(たった)100分の1!100分の1!先ほど1000分の1という単位もでてきましたけれども、これは100分の1で間違えがないですよね。で、その下に注意書きが書いてあるんです。
 「緊急時の被曝線量及び防護措置の効果の試算について」という紙なんですけれどもこれは。これ、下に注意書きが書いてある。どんな内容か?
『なお、本試算はこれ以上の規模の事故が起こらないことを意味しているものではない』
 100分の1で計算してたら、どえらい目に遭いますよ。我が国で起こった(原発)事故で一番最大の数は何なんだ?って話ですよ。どうして100分の1にするんだって!それはね新規制基準というものをつくりましたから。新規制基準を通過したものは、いくら事故があったとしても、おそらく100分の1くらいにしかならないんじゃないかな?…という希望的観測じゃないですか、これ。これもし事故があったとして、誰か責任とりますか?「想定外」で終わりですよね?現在も進行中の(原発)事故、福島。「スリーメルトダウン」とも言われている。レベル7の事故3つ、収束の仕方もわからない。そんな事故があるにもかかわらず、誰も逮捕されない、強制捜査も入らない。わかりますよね?言っている意味。責任!どうやってとるのか?ということを、覚悟を知りたいですよね。
 無理に(原発の再稼働)やるんだろうって。色んな「安全保障の問題だ!エネルギー問題だ!」って色んなことを言っているけれども、実際はどうなんだって。もしものことが起こった場合、また泣き寝入りか?福島の事故のように。あまりにもおかしいじゃないですか!100分の1なんていう数字、これじゃあ試算できないはずです。人々の命は守れない。総理、答えてくださいよ。これ100分の1で十分だと思われますか?これ伝えてないですけれども(安倍晋三)総理に答えていただきたい!

回答(回答者:内閣総理大臣/安倍晋三)
安倍晋三首相
武力攻撃による原子力災害への対処については国民保護基本指針に基づいて、原発からおおむね5キロ圏内は、ただちに避難。原発からおおむね30キロ圏内は、まずは屋内退避といった対応をとることが基本であります。
 他方、武力攻撃によって、5キロ圏、30キロ圏といった範囲を超える大規模な放射性物質の放出が起きた場合には、そうした状況に応じて臨機応変に対処を行うことが当然でございます。
 指針もですね事態の推移に応じて必要があると認めるときは、30キロ圏よりも外も30キロ圏内と同じ避難等の措置を行う、としています。その上で、国は汚染のレベル、武力攻撃の状況等に応じて、避難地域、避難先を明らかにして、避難に関する措置を地方自治体に指示いたします。
 さらに国は、自衛官、海上保安官による誘導避難を通じて、地方自治体とともに全力で住民の救援にあたって参ります。

質問9(質問者:山本太郎参議院議員/生活の党と山本太郎となかまたち)
山本太郎
はい、安倍(晋三)総理。原子力規制委員会ね、原発に対する弾道ミサイル攻撃については関知していないんです。これ以前に、自分の所属している内閣委員会でも、お聞きしたことがあるんですよね。こう、おっしゃっています。
『結論から申し上げますと、評価はしておりませんし…評価というのはそういう事故があった場合の評価どうするのかっていうことですよね…今後もやるつもりはありません。ミサイルは色んな種類がありますので、どういったものが飛んでくるのかもわかりませんし、どういう状況になるかということも想定できませんので、やるつもりはありません』
 これ、困るんじゃないですか。今この(安保)法案。無理矢理10本のものを1本に束ねて、無理矢理やろうとしているこの(安保)法案。「ゆう活」と言いながら、みんなの夏休みを奪っているこの(安保)法案、どうします?
これね、やっぱり(川内原発が弾道ミサイルで破壊された場合の)試算しなきゃダメなんですよ。原子力災害対策本部長って誰でした?(安倍晋三)総理(大臣)ですよ。そうですよね?ってことは(田中俊一原子力規制員会)委員長(は)自分で勝手にできない。ひょっとしたら(田中俊一原子力規制員会委員長)やりたいかもしれない。まぁ、やりたくないでしょうけれども。だったら(安倍晋三)総理が決断するしかないんですよ。(川内原発が弾道ミサイルで破壊された場合の)シミュレーションしてもらってください。いかがでしょう(安倍晋三)総理?総理に聞きたい。

回答(回答者:内閣総理大臣/安倍晋三)
安倍晋三首相
このシミュレーションにつきましてはですね、先ほど申し上げましたように各種テロや武装グループによる攻撃など、緊急事態、緊急対処事態を主として警察、消防、自衛隊など関係機関が参加した総合的な訓練を行っております。
 原発に対するテロ攻撃を想定した訓練も行っておりますが、この原発への弾道ミサイル攻撃についてでございますが、この武力攻撃事態は、武力攻撃の手段、その規模の大小、攻撃パターンなどによって、様々な想定がありうることから、国民保護措置の実施に関する基本的な方針を閣議決定した国民保護基本方針においては、着上陸侵攻、ゲリラや特殊部隊による攻撃、そして弾道ミサイル攻撃及び航空攻撃の4つの類型を想定しておりますが、特定の量的な被害は期していないわけであります。
 そして弾道ミサイルのあとの武力攻撃により原子力災害が発生した場合にはあらかじめ先ほど申し上げましたような形で避難等の対処範囲を決定することとしております。

質問10(質問者:山本太郎参議院議員/生活の党と山本太郎となかまたち)
山本太郎
ありがとうございます。まあ、とにかく答えは出せないんだと、それはそうですよ。これ危機管理の基本って何だ。Prepare for the worstですよ最悪の事態に備える。これ当たり前です。でも(今の安倍晋三内閣は)最悪の事態に備えていない。どちらかというと見たくないものは見ない。耳は塞ぐ。でも(安倍晋三首相が)やりたいことだけやっていく。それがたとえ国民のリスクにつながったとしても、やる。原発(の再稼働問題)をみりゃ(安倍晋三首相の考えていることは)わかる!
安全保障問題は誰のため?よくわかんない!ねえ?本当に国民の生命、財産を守るためだったら、このミサイルが飛んできたらどうするかっていうことに対して、核施設が直撃されたらどうするかということに対して、対策はもう既にできているはず。でもそれができていない。
 屋内退避ですって?その間に実測値測るって?なるほど、よくわかりました。じゃあ、お聞きします。田中(俊一原子力規制員会)委員長に。これね誰も教えてくれないんですよ。川内原発の場合、1号機原子炉内の核燃料157体の放射性物質全て放出された場合、また貯蔵庫の燃料64体、使用済み燃料プール1128体の放射性物質すべて環境中に放出された場合、すべてです。セシウム137基準でそれぞれ何ベクレルになるんですか?って原子力規制庁と資源エネルギー庁に質問したんですけれども、誰一人答えられないんです。
 専門家である田中(俊一原子力)規制(委員会)委員長、お願いします。短めに川内原発PWRの燃料1体から最大で何ベクレルのセシウム137の放出があり得るですかね。知っているか?知らないか?知っていたらその後も続けていただいて結構です。知らなかったら、その場でお止め下さい、お願いします。

回答(回答者:原子力規制委員会/田中俊一委員長)
原子力規制委員会の田中俊一委員長
燃料集合体の中の放射性物質というのは燃焼度とか、冷却期間とか様々な条件によって変わります。当然、全体の量というものは把握しておりますけれども、全部が放出されるというようなことは想定しておりません。先ほど申し上げました通りです。

質問11(質問者:山本太郎参議院議員/生活の党と山本太郎となかまたち)
山本太郎
はい、ありがとうございます。「計算のしようがない」って。でも、わかりそうなものですけれどもね、計算したら。で、お聞きしたいんですよ。
 これね再稼働なんてできるはずないんですよ、川内原発。政府が川内原発に対する弾道ミサイルに対して危機感を持っている。で、もしも着弾した場合、弾道ミサイルが飛んできた場合の対処の方法はほぼないんですよ。再稼働させるんですか?ただでさえ避難計画が無茶苦茶で、適当なのに。それだけじゃない!地震、断層ももっと広がってきているっていうことがわかっている。火山も、火山学会っておかしいと言っている。再稼働できるはずないでしょう?ミサイルどうやって防ぐんですか?再稼働するんですか?それでも。できるはずないですよ。お答え下さい、総理。お願いします。

回答(回答者:内閣総理大臣/安倍晋三)
安倍晋三首相
これは従来から政府の立場をご説明をしておりますが原子力規制員会において、安全基準、まあこれは、非常に世界でも厳しい基準でありますが、この基準を満たしたものについては、再稼働していく方針でございます。

質問(質問者:山本太郎参議院議員/生活の党と山本太郎となかまたち)
山本太郎
安倍(晋三)総理の規制委員会への責任転嫁で、この質疑は終わりたいと思います。ありがとうございました。

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吉井英勝VS安倍晋三あまりに酷い原発の国会答弁

※1http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/188/touh/t188014.htm
※2https://www.nsr.go.jp/data/000047953.pdf

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