放射能健康被害の真実に迫る

「放射能健康被害」の真実に迫ってみようと思います。

放射能による健康被害は、取り込まれる放射性物質によって分類することが出来ます。

代表例としてまずは、福島第一原発事故による放出よって小学生低学年でも口にするようになった…ヨウ素、セシウム…この放射能によってなりやすくなる…と考えられている健康被害を見てみましょう。(※放射性ヨウ素汚染地図が必要なたった2つの理由より)

■ヨウ素とセシウム

▼なりやすい健康被害

ヨウ素131 セシウム137
考えられる病気 甲状腺がんなど甲状腺障害 がん、白血病、心臓病

放射性ヨウ素131を体内に取り込むとなりやすい病気として甲状腺がんなどの甲状腺障害があげられます。今、福島県の子供達から次々と小児甲状腺がんや甲状腺腫瘍が見つかって社会問題になっていますが、その原因と疑われるのが、この放射性ヨウ素131です。

放射性セシウムを取り込むことでなりやすい健康被害としてがん、白血病、心臓病などが挙げられます。

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なお福島原発事故の放射能…具体的にはヨウ素131が原因と考えられる健康被害…子供達の甲状腺癌の多発はもう始まっているという意見もあります。

福島県では今、子供達を対象とした甲状腺エコー検査で次々と甲状腺ガンの子供達が見つかっているからです。最新のデータでは、すでに甲状腺がんと考えられる子ども達は100人を超えています。(※【緊急特集】福島県の子供の甲状腺がん患者数など→最新情報まとめより)

福島県子供の甲状腺がん市町村別地図2016年3月31日版

放射能と健康被害で真っ先に名前の出てくるヨウ素やセシウム以外にも骨肉腫の原因となると言われているストロンチウムや猛毒のプルトニウム、ウランなど放射能による健康被害は数えればきりがありません。

その中でも今日は見落とされがちな…というのは健康被害は比較的ない…安全とされているトリチウムについて最後に書かせていただこうと思います。と、言うのは原発からは常にこのトリチウムという放射能が海へ垂れ流されているからです。そして建前としては…健康被害はないことになっているからです。(死せる水トリチウム-三重水素の正体より)

■トリチウム

原発から排出される汚水には放射性トリチウムが含まれていますが、アメリカ政府は国際基準以下なので影響はないとしてきました。
放射性トリチウムと川

しかし近くの街では、子供達が癌などの難病で亡くなっていました。6年前に建てられた慰霊碑。
6年前に建てられた慰霊碑

住民を代表し、被害を訴えている親子がいます。シンシア・ソウヤーさんと、その娘セーラさんです。セーラさんは10年前…突然、脳腫瘍を患いました。治療の後遺症で18歳になった今も、身長は140センチほどしかありません。
シンシア・ソウヤーさん娘セーラさん

セーラさん「みんな死んでしまったのに、私だけが生きていて悲しいです」
セーラさんコメント1

シンシア・ソウヤーさん「あまりに多くのものがセーラから奪われてしまいました。低線量の被ばくが何をもたらすのか知ってほしいのです」
低線量被曝が何をもたらすか知ってほしい

治療の後遺症で右手が麻痺し、今も思うように動かすことができません。被ばくから健康を守るための基準があるのに、自分のような被害が後を絶たない事にやりきれない思いを感じています。
右手が麻痺

セーラさん「科学者には、私たちが単なる統計の数値でないことを知ってほしい。私たちは生きています。空気と水をきれいにしてください。たくさんの苦しみを味わいました。誰にも同じ思いをしてほしくはありません」
誰にも同じ思いをしてほしくはありません

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