※2016年10月30日に発生したイタリア中部地震についてはイタリア中部地震の地図→震度や震源地の場所、マグニチュードは6.6をご覧下さい。
1.被害の全貌
死者 | ケガ・負傷者数 | ||
被害者数 | 298人 | 388人以上 |
2.地震の震源と震度
イタリアの現地時間2016年8月24日午前3時36分の夜明け前に、イタリア中部を震源とするマグニチュード6.2(アメリカ地質調査所USGS発表)の強い地震がありました。下のイタリアの地図の★が震源地の場所となります。※1
それから震源地★がどの自治体に属するか?について。イタリアはじめとする海外メディアでは震源の場所はをラツィオ州リエーティ県アックーモリと報道しているところが多いですが、日本の報道では震源の場所はウンブリア州ペルージャ県ノルチャが多いです。まだ情報が錯綜していますが、やがてどちらかに落ち着くと思われます。
なお日本とイタリアの時差は通常はマイナス8時間ですが、今イタリアはサマータイムを実施しているのでマイナス7時間です。つまり日本時間であれば時計の針を7時間進めて2016年8月24日午前10時36分にイタリア中部地震が起きたことになります。
イタリア中部地震は、アメリカ地質調査所(USGS)の発表によると震源の深さが約10キロしかなかったと推定されます。マグニチュードは6.2と、それほど大きな規模の地震でないにもかかわらず、震源の深さが非常に浅かったためイタリア中部を中心に甚大な被害が出ています。
日本で使われている震度は、日本の気象庁が定めた震度階級ですので海外では一般的ではありませんが、東京大学の三宅弘恵准教授は局地的に日本で言うところの震度6程度の激しい揺れがあったと推測しています。※2
「イタリア中部には活断層が多くあり、ふだんから地震活動が活発だ。今回の地震は7年前の2009年4月に発生し、中部の都市ラクイラに大きな被害をもたらしたマグニチュード6.3の地震の震源の北側で発生したと見られる。深さが10キロと浅かったため、震源の近くでは震度6程度に相当する激しい揺れが襲ったと考えられ、今後の地震活動に注意する必要がある」 |
なお日本の熊本県で2016年4月14日21時26分に起きた熊本地震(前震)もマグニチュードは6.5と、それほど大きな規模の地震でないにもかかわらず、震源の深さが約10キロと浅かったため最大震度7を記録したのは記憶に新しいところです。
【2016年8月30日追記】
イタリア国立地震センターが、イタリア中部地震のマグニチュードは6.0、震源の深さが4キロと発表。震源の深さが極めて浅かったため局地的に大きな揺れに襲われたと考えられます。※5
3.被災地の写真
イタリア中部地震で最大の被害がを受けた街、アマトリーチェをイタリア消防隊が空撮した画像。多くの住宅が崩壊しているのがわかります。※3
※0http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160831-00000071-mai-eurp
※0http://www.bbc.com/news/world-europe-37496700
※1http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/eventpage/us10006g7d#dyfi
※1https://it.notizie.yahoo.com/terremoto-magnitudo-60-nella-notte-in-centro-061444371.html
※2http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160824/k10010652651000.html
※3https://it.notizie.yahoo.com/terremoto-magnitudo-60-nella-notte-in-centro-061444371.html
※3https://it.notizie.yahoo.com/terremoto-la-solidariet%C3%A0-delleuropa-pronti-ad-aiutare-150518042.html
※3https://it.notizie.yahoo.com/terremoto-fotografo-di-lapresse-ho-visto-le-pareti-170920260.html
※4https://it.notizie.yahoo.com/terremoto-6-0-devasta-il-073106765/photo-p-sopravvissuti-ai-danni-causati-photo-073106496.html
※5http://cnt.rm.ingv.it/en/events/?starttime=2005-04-01+00%3A00%3A00&endtime=2016-08-29+23%3A59%3A59&last_nd=0&minmag=5.5&maxmag=10&mindepth=0&maxdepth=1000&minlat=-90&maxlat=90&minlon=-180&maxlon=180&minversion=100&limit=50&orderby=ot-desc&tdmt_flag=-1&lat=42.82&lon=13.15&maxradiuskm=30&wheretype=pointradius
▼この関連記事が一緒に読まれています(^O^)
≪大地震!緊急特集シリーズ≫
★30年以内に地震発生?日本全国地震動予測地図
★生死を分ける災害・防災備蓄品リスト→食料備蓄
★津波警報・津波注意報の違い→致命的欠陥とは?
★東京の地震危険度マップ→重要な4つの地図とは?
★東日本大震災で最悪のクレジットカード会社は?