梶谷剛さん(東北大学名誉教授)の滑落死を伝えるニュース画像

2018年10月8日から仙台市太白区秋保町の大東岳に登山に出かけたまま行方不明になっていた東北大学名誉教授の梶谷剛さんのご遺体が2018年10月13日早朝、登山道近くの沢で発見されました。※1

梶谷剛さんのご遺体には擦り傷など転げ落ちたような形跡があるため登山道から沢に誤って転落したものと思われます。

スポンサードリンク

私、福島空(Kuu Fukushima)はクリスチャンですので梶谷剛さんが行方不明になったとの報道に接してから無事にお帰りになるのを祈っておりましたが願いはかないませんでした。

梶谷剛さんが志半ばでご逝去されたことはご本人にとってはもちろん、日本だけでなく世界にとっても回復不能な大きなキズを負うことになってしまいました。

東北大学名誉教授の梶谷剛さん

梶谷剛さんから最初にご連絡をいただいたのは2017年2月2日のFacebookでした。
梶谷剛さんと私、福島空とのFacebookでのやり取り

梶谷剛さんが東北大学の講義で使う教科書に福島県の小児甲状腺がんの市町村別分布地図を掲載したいというお話だったので二つ返事でOKをしました。

その2カ月後に梶谷剛さんの『工学倫理・技術者倫理』が出版され、私も購入して読ませていただきました。

梶谷剛さんの『工学倫理・技術者倫理』に書かれた技術者に対する厳しくも的確で…きめ細かな指摘の数々に接し、メールアドレスも教えていただいてるし、掲載していただいたことへのお礼のメールを書かなくては…と思いながら多忙に押しつぶされ、流されるように日々は過ぎ、気がづけば梶谷剛さんが行方不明になったとのニュースを聞き、その瞬間、我が行動の鈍さに呆然となりました。
梶谷剛『工学倫理・技術者倫理』に掲載の福島子供の甲状腺がん地図

大東岳にへの登山も…もし誰かもう一人梶谷剛さんと一緒であれば…もしかしたら滑落してすぐ救助されれば一命はとり止められたのではないか。梶谷剛さんと接したことのあるすべての方が今、後悔の只中にあると思います。

ただ、いくら後悔しても梶谷剛さんは帰ってこない。これからの困難な時代を梶谷剛さんなしで私たちは向き合わなければならない。

百合の花

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

▼この関連記事が一緒に読まれています
≪福島原発事故と小児甲状腺がんシリーズ≫
福島の甲状腺がんと子供達→原発事故の現在は?
宮城県丸森町→子供の甲状腺がんを福島県と比較
茨城県北茨城市の子供3人→甲状腺がんと診断!
矢ヶ崎克馬教授がスクリーニング効果を全面否定
福島医大が小児甲状腺がんを事実上隠蔽していた
福島の子供より東電社員が大事→甲状腺がん労災

※1https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181013-00010001-khbv-l04
※1https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181014-00000018-khks-soci